2015年11月30日

マニュアル通りに施工したのに...

実は20年くらい前に、新種のS.という地盤改良を開発して、
かれこれ20年切磋琢磨。200件以上の現場で使われた。
そん中で電話を受ける。
「オタクのマニュアル通りに施工したんですが、強度がでないんですよ!」
「え〜、それは申し訳ありません。状況と工事名を教えてください。」
「原発の工事なので工事名は明かせませんが、強度が出なかったんです。
どうすればいいんですか?」
「強度が出ないときは、クスリか土に問題があります。....」
10分くらい電話で説明すると、納得してくれて、ほっとする。

翌日、S.の仲間に電話する。
「どっかの原発の現場で強度が出なかったらしいっすよ」
「原発?そんなところで仕事はしてないよ...」とNさん。
調べてもらうがそんな工事現場はない。
で、社外の仲間に調べてもらうと、O社の原発現場で、
強度が出ずに裁判沙汰になっていることが分かった。
ただし、使ったのは後発の安価な工法E.

sitamati.jpg
すべての後発工法が悪いとは言わないけど
本当に技術に向き合ったのか?佃社長みたく?

S.を使わずE.で施工したのに、なんでS.マニュアルに従って施工したの?」
ネット上の裁判記録を見ると、「いいかげんなS.の技術マニュアル」なんて
相手から書かれている。

きわめつけ、元請けのO社から問い合わせが来る。
「S.マニュアルのこのページはどうやって作ったのですか?」...

E.使うなら、E.のマニュアルで施工してください!(言えないけど...)
大切なS.のマニュアルを使わないで!と言いたい。
ましてや電話なんかして欲しくない。ご自分で考えてくださいな。
してくるとしてもオタクのマニュアル通りに施工したなんて言わないで...
安いE.使ったのに...
こっちは真剣に、使う人のためにマニュアルつくったのに...
本当に頭に来ますぜ!


posted by リンケン at 23:48| Comment(0) | 地盤品質判定士 お受験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

東山彰良の「流」、さすが今年の直木賞!

あちこちの書評で評判がいい。
東山彰良の「流」。今年の直木賞受賞作。
最近の小説の中では元気がいい。
1980年代の台湾をエネルギッシュに駆け抜ける主人公の葉秋生から目が離せない。
日本と似ているようで似ていない台湾の不良たち。
けんかあり、初恋あり、幽霊ありの、ちょっと異国な高校生活。

ryu.jpg
「火花」の陰に隠れたけど、こっちのほうが面白い?

高校に順位があって、大学受験の成績に悩む。
どこぞの国の高校生ともよく似てるのに、、
徴兵制でおつとめがあるなんて、まったく信じられない。
僕たちの高校生活と似ているようで、微妙にずれているパラレルワールドのよう...

笑ってばかりでもなく、大陸から逃げた本省人、元々の台湾人、
大陸の中国共産党の人など、微妙な関係が伏線ではいる。
特に大陸の元共産党と台湾に逃げた元国民党の関係には緊張感が伴い、
また、日本と戦った国民党と日本兵にならされた台湾人の関係も危ない。
頭では聞いていた話だけど、小説になるとより身近に理解できる。

この本の中心となるのが祖父の死。
秋生には優しくて頼りになるおじいちゃん。
だけど、大陸では人殺しの大悪党。
このおじいちゃんの死をメインストーリーとして、
台湾不良の与太話が綴られている作品。
「下町ロケット」のような一気読みというでもなく、笑いながら、休み休み読んだ。

この人なんと、台湾生まれで10歳から福岡育ちとのこと。
ひょっとして、高校の頃、あっていたかもと思うとそれも不思議。


posted by リンケン at 23:03| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月23日

「美の国 日本」 初九州国立博物館

出張の合間にちょこっと時間があったので、九州国立博物館へ。
太宰府天満宮の横にあることは知っていたが、行くのは始めて。
参加した会議の見学ツアーで宣伝していた「美の国 日本」。とっても気になった。
直行バスで博多バスセンターから30分くらい。600円。

着いたらまぁ、人の多かこと。
修学旅行の中学生から、おじいちゃんおばあちゃん、カップル。
それから、アジアからの人たち...
まるで放生会。

人混みに紛れて、進むと赤い3連の太鼓橋。
「とまらないで渡ってください」と場内アナウンス。
えぇ〜、この橋、アベックで渡ると別れるんじゃなかったっけ。
カップルの皆さん、みんな手を繋いで渡ってる。知らないのかなぁ?

橋を渡って、天満宮の右手に進むと、九州国立博物館の看板が。
「結構小さいじゃん」と思って進むと、それは通路入り口。
エスカレーターを出ると、それは巨大なガラス張りの建物だった。
こげん立派たい!!!と驚く。

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小っちゃい!と思ったら入り口だった 昔行った遊園地のとなり
kokuritu.jpg
それにしても立派!!!さすが国立やね

やっていました「美の国 日本」(1600円)。
流石、国立博物館の催し。
これ知ってるぞ、という歴史や美術の教科書に載っていたオブジェ?が次々と現れる。
遮光器土偶(名前を知らなかった)やら、埴輪ーおどる人々などなど...
さすがと思ったのは、ほとんどがほかの博物館からの借り物で、
今回のテーマ「美の国」のためにあちこちから集められたものだと言うこと。
それらをたった一度で観られるありがたさに感動!
きちんと大陸から文化が運ばれてきた流れを丁寧に説明。
外国からのお客さんも多かった。

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こちらが遮光器土偶 高さ30cmくらい
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おどる人々 見事な造形!
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豪華!!!

それにしても、贅沢な企画だ。
博物館はすごく広くて、人も多かったけど休憩の椅子も多く、快適だった。
気になったのが、各部屋に警備しているスーツ姿の方たち。
警備の人かと思ったら、あちこちで見学の人の質問に答えている。
あぁ、博物館の職員だと思う。だとすれば、警備のほかにも仕事があるのだろうな
そうならば、大変な重労働だ。
おかげで、本当にありがたい時間を過ごすことができた。

閑職になって、地方周りの展示会の仕事が多い。10月11月で全国5カ所。
はじめは喜んだものの...ヌンキキ「あんたいいかげんにしいよ〜」とお怒り。
今週末も二泊三日で広島。悲しかったのは、
サンライズ瀬戸で行こうとしたら、満席だったこと。




posted by リンケン at 20:40| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする